アリビオンの大訓練会について、いろいろ語ります。
本編についてのネタバレもありますので、気になる方はクリア後にどうぞ。
肝に免じます。
アロクに「今度何か失敗したら泉に投げてやるからな」と言われた時の、コケの台詞。
…肝に「免じ」ます…?
肝に銘じる、ですよね!免じてどうするってかんじですよね!
いや、これは素で間違えたんじゃなくて、もちろんわざとやりましたとも!
でも別に面白いものでもないから、本編でもサラッと流してますけどねっ!!
気になってヤフーで検索して見たら、同じ間違いをしている人が2500件くらいいました。
大訓練会でのカーシルとユサ
まず、カーシルが主人公なのに冒頭からやたら主人公らしくありません。
行事嫌いのせいで暗い青春だったと思われたり、
追いかけっこで瞬間移動使って、卑怯と思われたり、
トラックにはねられたり、挙句に機械いじりでかんしゃくを起こすなど、見事なダメっぷり。
そうやってダメっぷりを見せてきたのは、閉じ込められたユサを助けるシーンでの彼を
とびっきりカッコよく見せるためです。
人間、カッコいいところばかりを見せれるものではないのです。
ダメなところを見せた上でカッコいいところを見せたほうが、映えるかなと。
ユサは寛容があるので、機嫌が悪い時は誰だって感じ悪くなるということをよく理解しています。
そのため、かんしゃくを起こしたカーシルに対しても寛大で、笑ってあげるほどの余裕がありました。
閉じ込められたユサが「私に構わなくていい」と言ったのは、
本当はカーシルが自分を助けようとしてくれていることがとても嬉しかったけど、
内向的な性格が、自分のせいでこうなったという自責の念にどうにも耐え切れず、
素直じゃない言葉が出てしまいます。
一方カーシル側は、「どんな結果になろうと、そばにいたい」ということを惜しみなく素直に言ったシーンですね。
大訓練会でのアロクとロギンス
大好き。ギャグ担当。
クロス・ティーンエイジア
中二病能力者の能力の名前。
自分の能力に名前をつけてる人なんてこの人だけで、それがまた厨二っぽいですね。
クロスは十字架からきてて、厨二といえば十字架かな、と思いました。
ティーンエイジアは十代前半という意味です。
厨二病ユサの笑顔がいいかんじに怖くてお気に入りです。
「デュクシ」って、厨二というより小学生かも…、もう少し厨二ネタを使いたかったです。
最後の展開
コケ関連で、不自然な感動路線に移ったのは、オチのためです。
オチつけるには、すごくやりやすかったので。
「なんだこの白々しい展開は」と思っていただけたのならこの上なく嬉しいです。
でもコケは、「カーシル達に会いたい」という気持ちから生まれた存在であるということが、
カーシル達も無意識に感じることができたのだと考えれば、少しは不自然じゃなくなるかもしれませんね。