フーリィ ダロス ゾリオ ドング マッド エリー ボラド リーナ ジェゾ
100年前に生きていた人間で、植物を生み出す能力を持っています。
100年前、ダロスの娘で、それも同じような能力を持っているということで危険視され、
処刑が決められました。
追い詰められたフーリィは恐怖に耐え切れず、崖から飛び降りて転落死してしまったのです。
そして、ダロスによって現代に復活しました。
ダロスのことも、人間のことも憎んでいましたが、
ジェゾに出会えたことにこの上ない幸福を感じており、
それからはダロスに感謝すら覚えていました。
唯一の心の拠り所としていたジェゾがこの世を去り、
ダロスに「ジェゾを殺したのはスクード」とそそのかされてからは、
盲目的に復讐のことだけを考えて行動していました。
余談ですが、とても女性らしい体型をしているという、無意味な設定もあります。
だからジェゾは最初追っかけたのでしょうか、スケベですね。
更に余談ですが、能力で野菜や果物を作ることもでき、自給自足をしていました。
一度、ジェゾに「肉が食べたい……。」と駄々をこね、焼肉を食べに連れてってもらったことがあります。
アツアツですね。
100年前に、怪物を生み出す能力で世界の支配を目論んだ人物です。
自分自身も怪物になれる他、死んでも時を越えて蘇る、とんでもない能力の持ち主です。
怪物のいない世界を夢見るスクードとは対称に、世界中を怪物で埋め尽くすという野望を抱いていました。
自分が造る怪物のみに価値を感じており、自らの手で新しい生態系を造るつもりでした。
フーリィにもわずかな愛情を示していましたが、フーリィに拒絶されたとたん、あっさりと切り捨てました。
ゾリオやドング、マッドのことはどうでもよかったため、用済みになったら殺していたと思われます。
フーリィの能力を取り込んだおかげで、最終戦ではフーリィの花の毒素によって能力が大幅に制限され、
最終的には存在を消されました。
もう蘇ることはないでしょう。
顔が半分怪物化しているのは、百年前に怪物になった名残です。
幻覚を与える能力を持っています。
分身を生み出したり、姿を消せるなど、能力としてはかなり上位のものでしたが、
ロギンスの圧倒的な攻撃範囲を前に成す術もなく敗北しました。
「ヘッヘッ……。」という笑い方は、ヘタレのヘから取ってます。
ガンガの町長の娘のことは本気で好きだったようで、できれば死なせたくないと思っていたようです。
そのわりに、ユサにのりかえようとしていましたけどね。
EDで、町長の娘はゾリオに「これからもこの町にいてください」と言おうとしていましたが、
ゾリオはそれを聞く前に走り出しました。ヘタレですね。
石の鎧を身に纏う能力を持っています。
破壊神アロクに打ち破られました。
鉄の槍も通さない鎧ですが、アロクの机を防ぐことはできませんでした。
蛮族にとても良くしてもらっていたこともあって、単純な彼らに対して愛着を抱いていたようです。
フーリィが蛮族に処刑されそうになる場面に居合わせていましたが、
実はこの時のドングとゾリオは、蛮族に殺されそうなフーリィを助けるつもりで来ていました。
スクードがいたので、見物を決め込んでいたのです。
マッド・サイエンチスト。
能力を持っていないことから、能力者に対して強い劣等感を持っており、
能力者達に自分の力を誇示するために、度し難い計画を立てていました。
認めたくなかっただけで、自分の計画の無謀さを理解していたらしく、
スクードに敗北したとたん、ものすごく丸くなりました。
アリビオンの所員で、戦闘能力が高い人形を作る能力を持っています。
一言で言うと、この人は「最強」な存在です。
謎が多くて、設定付けるのが難しい人です。
強さに一番の価値を見出しており、戦って勝てる相手ならば目上の人でも見下し気味になります。
リーナに対する態度がまさにその例です。
反面、戦って勝てない相手には敬意を表します。
ボラドに対して敬意を持っているのは、バリア能力のおかげで倒すことができないからです。
スクードにもとても敬意を持っていますが、一対一では負ける要素がないので、
たとえばアロク個人に対しては強気になったりします。
「失礼ですねー」が口癖。
それにしてもこの人、マッドに守られるまでもなく、アリビオンを余裕で守れた気がします。
アリビオンの花のストーリーを台無しにしかねない設定ですね、すみません。
作者の中でエリーは、本当に最強の存在になってしまってるので、
この人にはとにかく自重してもらっています。
アリビオンの所長で、バリアを作る能力を持っています。
あのバリアは、絶対に壊すことができません。
でも地中からの侵入を防ぐことができないというのは大きな欠点ですね。
遠くの人と会話する能力を持っています。
なんとも影が薄い人ですね。
能力を探知、解析する他、他人の能力をコピーして、誰かにその能力を与えることができます。
「能力者は思い上がり」、「人間は愚か」という、ダロスと同じ思考があったために、
心の隙間に入り込まれ、本来の彼の意思とは反した悪事を働いてしまいました。
元々はボラドや他人を傷つけようという意思はさらさらありませんでした。
この作品の中で、最も悲しい被害者といえます。
「厄介」が口癖です。
「アリビオンの盾」で、ジェゾは特捜隊を一人残らず殺したと言っていましたが、
後日、傷だらけではありましたが、特捜隊員が全員発見されました。
特捜隊は怪物に任せていたようで、殺し損ねていたようです。
結果的に、一人たりとも殺していないことになります。
少し間が抜けているのが幸いだったといえます。
「アリビオンの盾」でアリビオンをリザードと共に襲撃した時に、ジェゾは
「しかし、俺の計画は上手くいってるよなあ……」
と言っていましたが、言うほど上手くいってません。
アロク達を挑発して冷静さを欠かせるつもりが、逆に怒りの力であっさり返りうちに遭い、
負傷した人はユサに全員治療され、この襲撃は結局、自分の正体を明かしただけの結果となりました。
上手くいってない! 上手くいってないよ!!